CHaser解説(Python編)

第1部 CHaserを知る

プレイヤーの行動

3章 プレイヤーの行動

プレイヤーがとれる行動は、大きく分けて「移動」と「ブロック設置」の2種類だけです。命令の種類は少ないですが、この組み合わせ方で戦略の幅が大きく変わります。

プレイヤーの行動
プレイヤーの行動

移動

上(Up)・下(Down)・左(Left)・右(Right)の4方向に、1マスずつ移動できます。斜めには移動できません。連続して同じ方向に動きたい場合は、移動の命令を必要な回数だけ繰り返します(繰り返しの書き方は第2部で説明します)。

ブロック設置

自分の隣接する上下左右のマスに、ブロックを置くことができます。ブロックは相手の進路を防いだり、後述する「アタック攻撃」に使ったりできます。移動と同じく上下左右4方向に設置可能です。

2種類の行動に込められた奥深さ

将棋のようなボードゲームでは、駒の種類ごとに動き方が違います。しかしCHaserでは、どちらのプレイヤーも「移動」と「ブロック設置」という同じ2種類の行動しか使えません。行動の種類が少ないからこそ、勝敗を分けるのは「どのタイミングで、どちらの行動を選ぶか」という判断力になります。たとえば、目の前にアイテムがあっても、あえてそこへ進まずブロックを置いて相手の進路を断つ、という選択肢もあります。シンプルなルールの中にどれだけ深い読み合いを組み込めるかが、CHaserの面白さです。

移動とブロック設置の使い分け

初めのうちは「移動でアイテムを取りに行く」ことばかり考えがちですが、次のような場面ではブロック設置のほうが有効なことがあります。

  • 相手が自分のすぐ隣にいて、アタック勝ちを狙える場面(第1部5章)
  • 相手の進路をふさいで、アイテムまでの道を遠回りさせたい場面
  • 相手を追い詰めて、閉じ込め勝ちに持ち込みたい場面

逆に、むやみにブロックを置きすぎると、自分自身の逃げ道までふさいでしまう危険もあります(4章・5章で詳しく説明します)。

注意したいこと

  • 斜め方向に動けると思い込む:移動もブロック設置も、動ける・置ける方向は上下左右の4方向だけです。斜めのマスへは直接移動できないので、斜め方向に進みたいときは「上に1マス、右に1マス」のように2手に分けて考える必要があります。
  • ブロック設置を「移動の代わり」と勘違いする:ブロックを設置しても、自分自身はその場から動きません。移動したいのか、その場でブロックを置きたいのか、目的をはっきりさせてから命令を選びましょう。

この「移動」と「ブロック設置」、たった2種類の行動をどう組み合わせ、どんな条件で使い分けるかを考えるのがCHaserの面白さです。次の章では、移動によって発生する「アイテム取得とブロック出現」の仕組みを見ていきます。

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